徒然草のように

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宮崎駿監督の作品に本当に興味を持ったのは、『千と千尋の神隠し』かもしれません

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(20代 女性)
宮崎駿監督に作品は、日本でも海外でも人気があります。

私が生まれる前から作品がつくられ、上映されていました。

小さいころから、まるで寄り添うように作品に触れて育ったので、日本昔話やグリム童話、ディズニー映画のように私の心にすみついています。

どの作品も魅力があり、影響を受けましたが、『千と千尋の神隠し』は衝撃を受けました。

この作品は友達と一緒に映画館で観ました。

当時はまだ座席が指定制ではなく人が多かったので立ち見だったんです。

すでに高校生だった私は、もうアニメを映画館で観ることはないだろうと思っていました。

ただ、“神隠し”という言葉に惹かれたことと宮崎駿監督の作品を映画館でちゃんと観たことがなかったのではないかと思ったので、観ることを決意しました。

結果は、立ち見であることも忘れ、食い入るように観ていました。

観終わってから足が震え、時間もすっかり忘れて『千と千尋の神隠し』という作品に引き込まれていたのです。

ひょろひょろの頼りない千尋がまわりに助けてもらいながらあらゆる試練を乗り越えて成長していきます。

ハクという不思議な少年とのつながり。

両親が豚になってしまったことにショックを受けた人も多いでしょう。

妖怪や神々と呼ばれる世界では、人の常識は何も通用しません。

それどころか、こちらが逆に食べられてしまう危険があります。

千尋が働くことになった湯屋には多くの神々が疲れを癒しにきます。
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さりげなく千尋を助けてくれる神々の存在は、ユーモアがあり、ほっとしました。

とにかく前半はドキドキわくわくするというよりは、不条理な世界に放り込まれた千尋の心中を思って不安になりました。

中盤から後半にかけては、千尋が大活躍します。

自分の意志を持ち、両親が食べられてしまうのではないかという不安を抱えながらも自分を前に進んでいきます。

宮崎駿監督の作品、ジブリというと、必ずといってでてくるのが飛翔シーンです。

満月をバックにハクの背に乗る千尋のシーンが忘れられません。

龍というのは日本人にとっては特別な存在のように思えます。

ハクと千尋の関係が明らかになった件では、胸が熱くなりました。

気に入った映画を何度も観る人はいますが、私もこの作品は2度観に行ってしまいました。

その後、ビデオが発売されたので予約をして購入し、何度も観ました。

気に入った作品があり、何度も観たくなる、そんな作品と出逢えた人は幸せです。

たまに、邦画、洋画、アニメを問わず、映画館で映画を観るのがどうも億劫になることがあります。

別に家で観ればいいじゃないかと、『千と千尋の神隠し』は、そんな事を忘れさせてくれる映画でした。
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